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敬うの心

先日もう十年来になる友人より、ふとしたきっかけで「本音を言って頂く」という遊びに乗っかった。本音なのに遊びとはなんぞやと叱られそうな話ではあるけれど、そこはTwitterのハッシュタグという性質から、一つご容赦頂きたい。
どんな言葉が返ってくるかなと楽しみにしていたところ「もう少し人の話を聞けると良い」という、あまり想定していなかったものが目に飛び込んできた。はじめのうちは自分語りの激しいカンジですかねなどとおちゃらけて反応を返していたが、これまた意外にも「やはり本音」であって、過去の一体験で与えてしまった僕の悪印象を掘り起こし思い出させ、僕に認識させるの図となったのだ。


あの時のあの友人との会食で……。
具体的な言及はここで止しておくとして、相当に空気の読めぬ「自分語り」の体を晒してしまっていたというのがその内容なのだけれど始末の悪い事に当事者である僕にその自覚と記憶がない。その時は参加者の一人が遠くから仕事の為とは言え東京までやってきていて、合間を縫ってわざわざ僕たちに会ってくれる時間を作って頂いたという背景があったのだ。
どうしたものかはわからぬが「本音の彼」の話によれば僕の話しぶりは「どこか必死だった」とのことで、単に浮かれていたのか、それは解らないけれども「もう少しおもてなしできるようになりましょう」という追加の指摘によって、ほとんどなくした記憶を思い出さぬままに、十分な反省を促されている事は理解できた。

つまり、配慮が無かったのである

本音の彼の話によれば、会食の現場で本人の表情にも表れるほど僕の「テンション」はダメダメだったらしく、辟易していたそうなのだ。ハッシュタグの「遊び」が一転、背筋に冷や汗が流れるあの感覚と、極度のプレッシャーによる不思議な頭の揺れのような、脳だけが大きな地震を起こしているかのような感覚が同時に襲い掛かってきた。
本音を言ってくれと働きかけたのは僕の方である。時節にして1年と半年もの前の出来事ではあるものの、現在まで僕自身は「そのように思わせていた自覚」を微塵も持たぬままに過ごしてきたのだ。
恐らくその時の僕には何らかの使命的なものは無かったであろうし、必死にせねばならぬ理由は多分なかったであろうと思う。ともすれば久々の友人を目の前にただはしゃいでいただけの事かもしれぬ。

しかし、結果として僕は「僕だけが楽しむ事だけを考えてしまっていた」のだ。その意図はともかく。人とのかかわりにおいて結果は大事であって、うまくいかぬ事はあれど、どれだけ真剣でいられるかが勝負となる場面が多い。それは友人関係職場関係家族関係、本来その別や差はないはずのものである。

いつのまにか、僕は対人関係を「ゆるくすませる」体質になってしまっていた。

記憶を辿れば、そのクセがどの辺りから始まったのかを推察することはできるが、問題はそこではない。例え友人と言えど「敬えるかどうか」という根本的な心の機微に由来していると捉えて差し支えない問題点である。
何らかの事情によって絶縁状態になる関係は確かに長い人生の中では有るのかもしれないが、友人として関わっている以上それそのものが感謝すべき事実であるのは間違いがない。であるならば、友人(その他関係)との関わり方は<敬い>を以ってしてなされるべきものでありこそすれ、ユルくやってしまおうという心根がとにかく筋の通らぬものとなるはずなのだ。

まさしく遠方からくる人を迎えるかのように
 恩人のように敬っていくようにすべし

(受け売り)

そういう心を、長らく研究せずにいた結果が、僕の無意識のうちに出てしまっていたのだ。
今になってそれを友人から伝えられるという所は、僕にどんな意味をもたらすのかは分からないが、これが必要な「時期」が来たのだろうと思う。おそらく、これまで生きてきた中で、僕に同じような不快感を与えられてしまった友人等が存在していたのは間違いないだろう。おおげさな話ではなく、そういったことを自覚せずに生きてきた事は間違いないのだ。

敬うという心は、感謝に直結する。感謝の念は伝えなければ、ほとんど意味はない。ある偉人は<感謝を伝えない事は、プレゼントを用意して渡さぬようなものだ>と言っている。伝えるとは、言葉でもあり、行動でもあり、態度でもある。自分だけが楽しむという事の薄さは、そこにあるのだろう。
相手を敬い、感謝し、励まし、喜ばせ、それによって自らも楽しむ。そういう心を作っていかねばならぬ。今からそんな変化が可能かどうかは分からない。しかしそれでも、友人からまた同じような事を言われてしまう事だけは、ことさらにゴメンだと、痛感したのである。
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